AI研修の助成金は「人材育成支援コース」か「事業展開等リスキリング支援コース」か — 助成率の高さで選ぶ前に確かめる4つの分岐点

「AI研修に助成金を使いたい」というご相談で、いちばん多く聞かれるのがコース選びです。人材開発支援助成金にはいくつかのコースがあり、AI研修はそのうち2つのどちらでも検討されます。ここでは、実際に現場から出る質問の形で順に整理していきます。

人材育成支援コースと事業展開等リスキリング支援コースは、何が違うのですか

2つのコースの軸の違い

研修の中身ではなく、「その研修が何のために必要なのか」の説明のしかたが違います。人材開発支援助成金 人材育成支援コースは、職務に関連する知識や技能を身につけさせる訓練が軸になります。一方の人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コースは、新商品・新サービス・新分野への展開に伴って必要になる訓練が軸です。同じ「生成AIの業務活用研修・6時間」でも、申請書に書く理由づけと、添える資料が変わってきます。

助成率が高いほうを選べばよいのではないですか

率より先に見る4つの分岐点

助成率で比べること自体は自然ですが、率は年度ごとに見直されますので、最新の支給要領と労働局の窓口で必ずご確認ください。そのうえで、率より先に確かめておきたい分岐点が4つあります。

分岐点 確かめること 確かめる先
① 研修の目的 既存業務の効率化ですか、新しい事業のためですか 自社の事業計画・稟議書
② 裏付け資料 新分野への展開を示す資料を出せますか 社内の決裁記録・契約書
③ 受講者の範囲 全員が雇用保険の被保険者に該当しますか 賃金台帳・加入記録
④ 提出の時期 訓練開始前の提出期限に間に合いますか 支給要領・労働局

率の差より、②で止まる会社のほうが多いというのが実感です。

新規事業がなくても、事業展開等リスキリング支援コースは使えますか

事業展開を行わない場合でも、デジタル化やグリーン化に対応するための人材育成が対象に含まれる区分が用意されています。AI研修はここに当てはまる可能性があります。ただし「その研修がデジタル人材の育成に該当するか」の線引きは要領で定義されていますので、カリキュラムを持って窓口で確認するのが確実です。見積書やカリキュラムの書き方は対象経費と対象外を分ける観点も合わせてご覧ください。

あわせて読みたいAI研修の見積書を助成金の目線で読み直す — 対象経費と対象外を分ける4つの落とし穴と、10月開始に向けた8月の確認5項目

コースによって、訓練計画の書き方は変わりますか

変わります。特に事業展開等リスキリング支援コースでは、事業の状況と研修のつながりを言葉にする必要があります。両方の書き方を並べて比べてから決めると迷いが減りますので、下書きにAIを使う方法をご紹介します。

あなたは社内の教育担当です。以下の材料から、AI研修の位置づけを2通りに整理してください。

【材料】
・当社の事業内容:(例)業務用食品の卸売
・研修の狙い:(例)見積書と提案資料の作成時間を短くしたい
・今年度に始める新しい取り組み:(例)なし/ECでの直販を10月に開始
・受講予定者:営業6名、事務3名

【出力】
1.「既存業務の効率化」として説明する場合の記載案(3行)
2.「新分野への展開に必要な人材育成」として説明する場合の記載案(3行)
3. 2が成り立つために社内から探す必要のある資料の一覧

※どちらのコースに該当するかの判断はしないでください。最終判断は労働局に確認します。

出てきた案をそのまま出すのではなく、②の資料が本当に社内にあるかを先に確かめてください。計画届そのものの書き方は訓練計画届でつまずきやすい項目にまとめています。

あわせて読みたいAI研修の「訓練計画届」を8月に書き始める — 人材開発支援助成金で最初につまずく対象労働者・訓練時間・OFF-JT区分

実施報告で困らないために、研修中にやっておくことはありますか

研修当日にそろえる記録

コースが決まった後の実務は、どちらを選んでも大きくは変わりません。受講者ごとの出席状況、当日のカリキュラムと実際の時間、講師の署名、支払いの証憑を、研修の当日にそろえておきます。あとから集め直すと必ず抜けが出ますので、受講記録の残し方を開始前に決めておくことをおすすめします。

えらびの道では、半日の単発研修と標準コース、それに実業務へ伴走するコーチングの2軸でAI活用を支援しています。人材開発支援助成金や自治体の補助金を使う場合は、カリキュラム・訓練時間・受講者名簿を申請様式に合わせた形でお出ししています。研修中の受講記録と成果物の保管方法もこちらで型にしてお渡ししますので、実施報告の段階で集め直す手間が減ります。どちらのコースで出すかの最終判断は窓口になりますが、そこへ持ち込む材料を整えるところまではご一緒できます。

コース選びと訓練計画の準備まで、えらびの道でお手伝いできること

合同会社えらびの道は、大分県の中小企業に向けて生成AIの業務活用研修を行っています。ただ研修専門の会社ではなく、普段はシステムの受託開発と自社サービスの運用が本業です。生成AIはその現場で毎日使っている道具のひとつですので、お伝えするのは机上の知識ではなく、実際に手を動かして分かったことです。

研修は、貴社が実際にお使いの書類をそのまま題材にします。記事で例に挙げた見積書や提案資料のように、日々作っている文書を持ち込んでいただき、翌日から使える形で持ち帰っていただく組み立てです。研修時間や受講予定者に合わせてカリキュラムを整えますので、申請に添える資料としてもそのままお使いいただけます。

大分市の人材育成応援事業などを使う場合は、えらびの道で申請書類の作成もお手伝いしています。どのコースに該当するかの最終判断は労働局や窓口になりますが、そこへ持っていく前の下ごしらえ、つまりカリキュラムや見積書の形を整えるところは一緒に進められます。

研修当日に立つのも、事前のヒアリングに伺うのも代表の喜多です。まずはオンラインで30分、費用はかかりませんので、コース選びで迷っている段階のご相談でも構いません。

よくある質問

AI研修に助成金は使えますか?

生成AIの業務活用研修は、人材開発支援助成金の対象として検討できます。ただしコースごとに要件が定められており、年度によって内容も変わります。カリキュラムと受講者名簿を用意したうえで、最新の支給要領と労働局の窓口でご確認ください。

人材育成支援コースと事業展開等リスキリング支援コース、どちらが得ですか?

助成率だけで比べるのはおすすめしません。事業展開等リスキリング支援コースでは、新分野への展開などを示す資料が求められます。その資料を社内から出せるかどうかで、実際に申請できるコースが決まってきます。

申請はいつまでに出せばいいですか?

訓練計画届は研修の開始前に提出する必要があり、何日前までかは要領で定められています。10月開始をお考えなら、8月のうちにカリキュラムと受講者を固めておくと余裕を持って進められます。期限は必ず窓口でご確認ください。

ご相談は、お電話が一番早いです

研修の内容・料金・補助金の使い方まで、その場でお答えします

097-507-3082

不在時は折り返しご連絡します

この記事は、生成AIで下書きを作成し、実務経験にもとづいて内容を確認・編集したうえで公開しています。制度・金額・要件は年度や状況によって変わるため、実際のご判断の前に公式の窓口でご確認ください。

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