感染症BCPの訓練が「計画書の読み合わせ」で終わっている大分の介護事業所へ — 冬の流行期前に確かめる訓練の要件と、生成AIで机上訓練のシナリオを作る4つの使いどころ

感染症のBCPを作ったあと、年に一度の訓練を「会議室で計画書を読み合わせる30分」で済ませている介護事業所は少なくありません。大分の介護事業所でも、冬の流行期に入る前の10月から11月は訓練を組み直せる最後の時期になります。この記事では、訓練に何が求められているかを表で整理し、そのうえで生成AIをどこに使えるかをまとめます。

計画書の読み合わせは、訓練の記録としては弱い形です

読み合わせと机上訓練の違い

運営基準では、業務継続計画について、従業者への研修と訓練(シミュレーション)を定期的に行うよう求めています。厚生労働省の業務継続計画(BCP)作成支援に関する研修資料・動画では、入所系・通所系・訪問系・居宅介護支援のそれぞれについて、机上訓練の進め方が解説されています。

読み合わせは計画の中身を知る「研修」には近いものです。ただ、「この状況で誰が何を決めるか」を試していないため、運営指導で訓練の記録として見せると説明に困ることがあります。

見る項目 読み合わせ 机上訓練
進め方 計画書を頭から順に読む形 起きた状況を順に示し、判断を答える形
試される点 計画の内容の理解 連絡・判断・人員の手当て
残る記録 出席者と読んだ箇所 判断の内容と、計画との食い違い
計画の改訂 直す箇所が見つかりにくい状態 食い違いから直す箇所が出る状態

サービスの区分によって、訓練の回数と減算の扱いが変わります

区分ごとの訓練回数と減算

サービスの区分 BCPの訓練の回数 感染症の訓練の回数 計画が未策定の場合の減算
施設・居住系(特養・老健・グループホームなど) 年2回以上 年2回以上 所定単位数の3%
それ以外(通所・訪問・居宅介護支援など) 年1回以上 年1回以上 所定単位数の1%

業務継続計画未策定減算は、令和6年度介護報酬改定で設けられました。この減算は計画を作っていない場合に適用されるもので、訓練をしていないこと自体は要件に含まれていません。ただし、訓練は運営基準で求められているため、運営指導では記録を確認されます。感染症BCPの訓練は、感染症の予防とまん延防止の訓練とまとめて行うこともできます。回数や減算率は報酬改定のたびに見直されるため、最新の通知と、大分県や市町村の担当窓口で確かめてください。

生成AIには、状況を時刻順に示す「付与カード」を作らせます

付与カードを作らせる条件

机上訓練で準備に手間がかかるのは、参加者に「次に何が起きたか」を示す状況付与のカードです。生成AIは、この下書きを作るのに向いています。

あなたは介護事業所の感染症BCP訓練の進行役です。
次の条件で、机上訓練の状況付与カードを時刻順に8枚作ってください。
・事業所:通所介護、定員30名、職員14名、送迎車4台
・時期:12月の平日、朝7時半から翌日17時まで
・前提:朝の検温で職員1名と利用者2名が発熱しています
・各カードには「時刻」「起きたこと」「参加者に問うこと」だけを書いてください
・正解の対応は書かないでください
・計画書に書かれていない判断を迫る状況を、少なくとも3枚入れてください
・人名は使わず、「利用者A」「職員B」と書いてください

正解を書かせないのは、判断するのが職員だからです。AIが答えを出すと、読み合わせと同じ形に戻ってしまいます。

訓練のあとは、計画書との食い違いを拾います

訓練後の食い違いの拾い方

訓練で出た判断をメモに残し、計画書の該当箇所と並べてAIに仕分けさせます。

次の「訓練で出た判断」と「計画書の該当箇所」を比べてください。
計画書どおりの判断、計画書と違う判断、計画書にない判断の3つに分けて表にしてください。
直し方の提案は出さず、食い違った箇所だけを示してください。

直し方まで出させないのは、人員の手当てや休業の判断が事業所ごとに違うためです。訪問系で山間部を回る事業所なら、積雪で移動が止まる日と流行が重なる場面も付与カードに入れておくと、自然災害のBCPとのつなぎ目も見えてきます。災害側の計画の作り方は、BCPを生成AIで3日で作る手順で扱っています。

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利用者の情報は、シナリオにも訓練の記録にも入れません

実在の利用者を思い浮かべて作ると、名前や病状がプロンプトに入りがちです。付与カードは記号で書き、訓練の記録には日時・参加者・付与した状況・出た判断・計画を直した箇所だけを残します。AIに入力してよい情報の線引きは、介護記録をAIに貼る前に決める4つの線引きにまとめています。

えらびの道では、半日の単発研修や標準コースで、貴社の計画書を題材に付与カードを作るプロンプトの組み方を扱っています。コーチングでは、実際の訓練の準備から、訓練後に計画書との食い違いを整理するところまで伴走します。研修費用には人材開発支援助成金や自治体の補助金を使える場合があり、制度の概要はAI研修に使える助成金・補助金まとめで整理しています。訓練での判断を代わりに下したり、運営指導の結果を保証したりするものではありません。

感染症BCPの机上訓練づくりを、えらびの道でお手伝いできること

合同会社えらびの道は、大分県の中小企業に向けて生成AIの業務活用研修を行っています。研修だけを専門にしている会社ではなく、普段はシステムの受託開発と自社サービスの運用をしており、生成AIもそこで毎日使っている道具のひとつです。

研修では、貴社が実際に使っている感染症BCPの計画書をそのまま題材にします。サービスの区分や定員、職員の配置に合わせて状況付与カードの下書きを作る指示の書き方と、訓練のあとに計画書との食い違いを拾う手順を、職員の皆さんと一緒に組み立てます。次の訓練の準備にそのまま使える形で持ち帰っていただくことを目指します。

事前のヒアリングに伺うのも、研修当日に進行するのも、代表の喜多が務めます。計画書のどこで判断に迷いそうかを伺った本人が当日も担当するため、事前に伺った事情と研修の中身が食い違いにくい進め方です。

冬の流行期を前に、読み合わせを机上訓練に切り替えたいとお考えでしたら、えらびの道にご相談ください。オンラインで30分、費用はかからずにお話を伺います。

よくある質問

介護事業所のBCP訓練は年に何回必要ですか?

運営基準の解釈では、特養や老健などの施設・居住系サービスは年2回以上、通所や訪問などそれ以外のサービスは年1回以上とされています。感染症の予防とまん延防止の訓練とまとめて行うこともできます。回数は報酬改定で変わることがあるため、最新の通知や指定権者の窓口で確認してください。

BCPの訓練をしていないと減算されますか?

令和6年度の報酬改定で設けられた業務継続計画未策定減算は、計画を作っていない場合に適用されるもので、訓練をしていないこと自体は要件に含まれていません。ただし訓練は運営基準で求められており、運営指導で記録を確認されます。扱いは年度で変わるため、要領で確認してください。

机上訓練のシナリオを生成AIに作らせても問題ありませんか?

状況付与のカードを作らせる使い方であれば、事業所の規模や時期を条件として渡すだけで下書きができます。ただし、判断の正解はAIに書かせず、職員が話し合って決めてください。利用者や職員の実名、病状などの個人情報は入力せず、記号に置き換えて使うことが前提になります。

ご相談は、お電話が一番早いです

研修の内容・料金・補助金の使い方まで、その場でお答えします

097-507-3082

不在時は折り返しご連絡します

この記事は、生成AIで下書きを作成し、実務経験にもとづいて内容を確認・編集したうえで公開しています。制度・金額・要件は年度や状況によって変わるため、実際のご判断の前に公式の窓口でご確認ください。

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